今は面白い漫画作品が本当にたくさんありますが、その中でも話題になっているのがダンダダンです。
タイトルのインパクトはもちろんですが、幽霊の存在を信じる女子高生とUFOの存在を信じるオタクの少年が怪奇現象と戦うオカルティック怪奇バトル漫画という設定やストーリー、魅力的なキャラクターなどで多くの読者の心をつかんでいます。
今回はダンダダンの主人公のひとりである「綾瀬桃」の魅力についてお話ししていきたいと思います。
綾瀬桃(あやせもも)とは?
綾瀬桃はダンダダンの主人公のひとりで、一言で言ってしまうとギャルです。
制服の着こなしや普段のファッション、口調も純然たるギャルなのですが、ただのギャルという感じではなく、人間としての魅力もしっかりと感じられるキャラクターになっています。
宇宙人の存在は信じていないものの幽霊の存在は信じており、ひょんなことからもうひとりの主人公である高倉健と怪奇の世界へと足を踏み入れていくことになります。
何気ない表情にもにじみ出ている芯の強さ
これは龍幸伸先生の作画だからこそという部分もあるかもしれませんが、何気ない表情にも桃というキャラクターが持っている芯の強さが感じられます。
もともとが美形のキャラクターというのももちろんあるのですが、その芯の強さが彼女の美しさにもつながっているのではないかなと思います。
いじめられていた健を庇うシーンなどは、まさにその最たるものです。
あのとき、真っ直ぐに見据えた目の力強さに惚れたという方も多いのではないでしょうか?
あの芯の強さがあるからこそ、他のところでギャップがより感じられて、それもまた桃の魅力につながってくるわけです。
好きなタイプが俳優の高倉健という意外性
桃は俳優の高倉健の大ファンで、高倉健的な要素を持っている男性に惹かれる部分があります。
あくまでもこれは個人的なイメージですが、ギャルの恋人として真っ先に思い浮かぶのがいわゆるギャル男です。
ギャルに限らず派手な者は派手な者同士でつるむといったイメージが強いからなのか、ギャルである桃の好きなタイプが俳優の高倉健というのはかなりの意外性がありました。
俳優の高倉健に似ているからとダメな男と付き合ってしまうようなところも、どこか可愛らしいです。
ストレートな物言いと「ごめん」と言える素直さ
ダンダダンを読んでいればわかるのですが、桃はとてもストレートな物言いをするキャラクターでもあります。
そこに悪意がないからこそ読者の胸にもどすっと刺さってくるのですが、桃は言い過ぎたなというときには素直に言い過ぎたことを「ごめん」と言えるタイプです。
健に対してもかなりきついことを言うシーンが多いのですが、それでも言い過ぎたときには素直に謝っています。
ただ、そのストレートな物言いによって気づかされることも多いですし、すぐに謝ることのできる素直さがあるからこそふたりの仲がどんどん深まっているのだろうなと思います。
時々、素直になれないのが余計に可愛い
先ではストレートな物言いと「ごめん」と言える素直さが桃の魅力だという話をしましたが、健が相手となると時々、素直になれなくなることもあり、それが余計に可愛く感じられるのです。
一応、ダンダダンという作品の中では桃と健は友人関係ということになっているのですが、お互いがお互いのことをそれ以上に思っているのがよくわかる描写も多いです。
読者としてはじれったい部分もありつつも、好きだからこそ素直になれなかったり、意地を張ってしまったりというところが本当に可愛らしいです。
いつもは強気というか、勝気なキャラクターだからこそ、そのギャップがぐっと来ます。
超能力を使うバトルシーンがかっこいい
桃はセルポ星人という宇宙人に誘拐されたことで超能力に目覚めているのですが、その結果、人や妖怪、物体のオーラをつかんで動かせるようになっています。
超能力が使えるギャルというだけでも、十分すぎるほどの魅力です。
一方、健はターボババアに呪われてしまい当初はコントロールが利かないところを桃の超能力でどうにか制御していました。
このあたりのコンビネーションもかっこいいですし、特に桃が体を張りながら超能力で戦うシーンは迫力満載です。
まとめ
今回はダンダダンのキャラクターである綾瀬桃について、その魅力を存分に語りました。
最近の漫画作品はストーリーやキャラクターを含めて精神をえぐってくるものが多い印象ですが、ダンダダンはストーリーや綾瀬桃というキャラクターを含めて万人に受け入れられる作品かと思います。
作画もストーリーのテンポもばっちりなので、是非原作のほうで綾瀬桃の魅力を存分に味わってください。
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